筆者が経験した糖尿病の典型的症状

糖尿病は、高血糖が特徴の代謝疾患です。

血糖レベルが正常より少し高い程度から著しく高い重度のものまで幅広く、しかし、発症期に自覚症状が出る人は稀で、症状が出ないまま糖尿病と診断されることが多いです。

正常な人の血糖値

強いストレスを受けた場合などを除くと、

  • 空腹時:70から110[mg/dl]
  • 食後2時間値:概ね140[mg/dl]以下

血糖値が160~180[mg/dl]以上になると、人によって尿糖が出たり出なかったりします。

常に200[mg/dl]以上あるような著しい高血糖の状態に至って、やっと自覚症状が出現し、糖尿病の代謝異常が相当進行していることは確実です。

糖尿病の典型的症状

朝食前から血糖値が200[mg/dl]以上ある場合は、常にグルコースが尿に漏れている状態になります。

このような状態が続くと、次のような自覚症状が出ます(出ない場合もあります)。

  • 多尿:尿に糖が出ると同時に水分も一緒に出てしまうため
  • 口渇(こうかつ):尿と一緒に多量の水分が出ていき脱水症状になるため
  • 多飲:脱水症状で喉が乾くことにより多量の水分を摂るため

これらの症状は、血液中のグルコース濃度が高くなっていることに起因します。

尿糖は甘いと言われますが、舐めてみた時がないのでわかりません。

尿糖の匂いは、直接嗅いでいないのでわかりませんが、自覚症状が出ていた時期の筆者のトイレ内は「昭和の国鉄のトイレの臭い」いわゆるアンモニア臭が感じられず、強いて言えばフルーティーな臭いがしていました。

筆者が経験した自覚症状

筆者の場合、上記の自覚症状が全て有りました。

就寝中は、2時間間隔でトイレに行き、同時に喉の乾きを感じ水分を摂る。トイレに行かないまでも、喉の渇きで目が覚めて水分を摂り、一晩でペットボトル1本が空になりました。

日中もペットボトル1本くらいは飲んでいましたから、1日2本、計3リットルほど飲んでいることになります。

さらに悪い事に、糖質をたくさん含むカロリーゼロではないコーラやジュースも飲んでいましたから、今思い出すとゾッとします。

その他の自覚症状としては、体重減少がありました。

約半年で20[kg]減、そこからさらに減り続け、このころになると疲れや倦怠感などというレベルではなく、朝に目が覚めてもベットから起き上がることができませんでした。

そのような状態になって、ようやく病院に行く決心がつきました。

痛いとか苦しいとか感じるのであれば、すぐにでも病院で診てもらうのでしょうが、疲労感は普通によくあることなので、なかなか病院には行きにくいものです。

自覚症状があれば、遅かれ早かれ病院を訪れざるおえなくなります。

また、会社や自治体の健康診断(40歳以上であれば特定健康診査)を忘れずに受けていれば、血糖値やHbA1cの異常から受診を勧められます。

糖尿病の合併症は、自覚症状が無いような血糖値が少し高い状態でも、長期間続いたら発症してしまうところが怖いです。

残念ながら糖尿病は治癒する病気ではありませんが、早期発見と血糖コントロールによって合併症の予防は可能です。筆者のように典型的症状が現れていたら、ほぼ即入院のようです。